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先日、美容師の大先輩のブログに日本の美容業界の教育とフランスの教育の違いが書いてあった。
例えもわかりやすく料理で例えてあった。
日本はチキンカレー(ヘアスタイル)を作るのにマニュアル通りに同じ味を作らないと合格できない。
辛くてもダメ、食材を変えてもダメ。
とにかくひたすら同じになるように訓練する。
それが終わったら今度はどれだけ短い時間で同じ味のチキンカレーを作れるようになるか訓練する。
それが終わるとどうやってお客さんをチキンカレーに誘導するか考える。
お客さんがお好み焼きを食べたいって言っても今はチキンカレーが流行ってるからと誘導する。
(髪質が、、、だからこのヘアスタイルにしましょう。)
チキンカレーのほうが早く出せるから。。。
フランスは違う、
その食材(髪質)で何を作るか?
チキンカレー用に食材がテーブルに並べられていてもほかの料理はできないか考える、アイデアを絞りだす。
お客さんがその時何を食べたい気分なのか?(どのようになりたい気分なのか?)
メニューがない状態から素材を見て決めていく。
とかなり要約して書いてしまったが効率化と生産性を求めている日本とデザイン追求を求めているフランスの違いが書いてあった。
なるほど~とても分かりやすいな、早くボブの流行終わらないかな?と思いながらブログを読んでいたのだが、その日の夕方。
友人美容師「今日の夜空いてますか?」
KEN「空いてます。」
友人と会うことに。
久々にお酒を飲みながら近況報告会をしていると、、、
友人「先月まで働いていたサロン最悪でした。」
KEN「なにがあったの?」
友人「場所柄パーティセットのオーダーが多いサロンだったんですけど、まずスタッフが入客したがらないんですよね。」
KEN「セットの技術がないんじゃないの?どうしてるのその状況??」
友人「ヘアメイクやってたというアシスタントが全部やってるんですが、自分が見ていた限りすべて一束(1本縛り)で仕上げて終わらせているんです。」
KEN「えっ?お客さん満足してるのそれ?」
友人「するわけないじゃないですか、あきらかにムッとしている方もいますよ。」
KEN「そりゃそうだよね。。。」
友人「ある時またセットのお客さんがいらっしゃったので後ろで見ていたんです。お客さんはこうしたいという切り抜きを持ってきたんですが、なんだかんだ理由つけて結局一束の仕上げにしていました。」
KEN「あ―誘導しているのね。(チキンカレーに)」
友人「見かねて店長にあれはあんまりじゃないかって言ってやったんです、そしたら次の日今まで入客させてくれなかったセットのお客さんを自分に回してきたんです。」
KEN「おぉ、、、」
友人「サイドアップのスタイル希望だったので可愛く仕上げてお客さんも喜んでくれました、簡単なセットだったので料金も一番安いのにしたんです。」
KEN「うん。」
友人「そしたらそのあと店長が自分のところに来て、あのセットは手がこんでるんだからもっと高い料金取ってもらわないと困る!って、、、」
(100時間煮込んだスペシャルビーフカレーなんだからふつうのチキンカレーの値段じゃ困る!!)
KEN「えぇ~!?だってサイドアップでしょ?その店長さんセットできないんじゃないの?」
(え?チキンカレーに福神漬けのせただけでしょ?)
友人「わかりません、ここは自分のレベルに合わないと思い辞めました。」
(そうです。だから、レトルトカレーは嫌なんです!辞めます!!って言いました。)
KEN「正解。」
ブログを読み、リアルタイムでブログに書いてあったことを聞きため息が出た。
こういう環境にいて誰が幸せになれるのだろうか?
嫌なブログを書いてしまいすいません。
ラパンアジールはチキンカレーは出しません、カレーが食べたかったら新浦安のゴングルへ、、、(笑)